”土づくり”について                                   

~その土地に馴染む土着菌と地域の資源を活かした土づくり~ 

 

自然環境に配慮し、地域にある資源を最大限活用した循環型農業を目指しています。

したがって科学的な肥料や農薬等は一切使用しません。

  できる限り余計なものを使用せずに、自然本来の力を信じる考え方で野菜を育てます。「野菜残渣」「畑の草」「緑肥植物」を主体に、米ぬかと籾殻を土着菌で低温発酵させた「手づくりボカシ」、ごく少量の「麦芽かす」「完熟鶏糞堆肥」「廃菌床堆肥」を土にすき込み、土壌微生物を活発にすることで、健康的な土が無理なく"元気野菜"を育てていきます。

 


                                 ”たね”から育てる                                   

~一粒一粒の種と向き合いながら、畑の環境に合った最適な野菜を育てる~

 

 当農園では購入した苗を使用せず、種をまいて苗を育てるところから始まります。種はF1種・固定種・在来種の中から自分がおいしいと思う品種、季節や土地の風土に合った品種を選んで育てます。自家採取も行っております。

  育苗用の土にもこだわり、自分で配合して作ったオリジナルの土や、化学肥料を使用していない土を購入して使用しています。

                                 畑の”水”について                                  

~恵みの雨と千曲川源流のミネラル豊かな地下水~ 

 

野菜たちの生育に欠かせない水。殺菌・消毒された水道水では一切使用しません。

基本は天に任せて恵みの雨ですが、必要に応じて千曲川源流のミネラル豊富な井戸から汲み上げた天然地下水を使用していますので野菜が一層生き生きと育ちます。

                               野菜との”向き合い方”                                

 

 ~虫や病気に負けない、見た目もきれいで美しい野菜を育てる~

 

 自然のままに育てているので、当たり前ですが畑ではいつも多様な生き物との出会いがあります。だからといって畑の野菜が病気や虫に負けて穴だらけになってしまっても仕方がないのかといえば、そうではないと思っています。

 時には優しく、時には厳しく。野菜も生き物。人間と同じで、健全に育った野菜たちは虫や病気にも負けないはず。だから、病気や虫に食べられてから対処するのではなく、「種」の段階からそれぞれの野菜が最も生き生きと育つ環境に重点を置くことで、収穫まで病気や虫に負けない美しくて健康的な野菜を育てていくことを目指します。そのために、何が野菜にとって快適な環境であるのかを日々観察し勉強し続けています。

  また野菜たちも生き物である限り、一つ一つの野菜の個性を大切にし、我が子のように愛情を込めて関わっていきます。

 

                              畑にいる野菜の”種類”                                

~年間100種類以上の四季折々のカラフル野菜、西洋野菜、伝統野菜、健康野菜を育てます~

 

 「旬の野菜を旬の時期に育てる」をモットーに、季節に応じてその時おいしく育てられる野菜たちを100種類200品種以上を目標に育てて、年間を通じて常に十数種類の野菜をお客様に提供していきます。 

 長野の冬は野菜が育ちにくいため、寒い環境でも育つ野菜と貯蔵野菜、雑穀や加工品などでできる限り年間を通じてご提供できるよう努力しています。

 

例えば・・・

 

◆定番野菜◆

 玉ねぎ、ジャガイモ、人参、ナス、キュウリ、ピーマン

◆カラフル野菜◆

 ミニトマト(赤・黄・オレンジ・紫・緑)

 人参(オレンジ・黄・紫・金時)

 大根(白・赤・紫・黒・青首・紅芯)

 カブ(白・白紫・赤・紫、黄金)

◆西洋野菜◆

 ビーツ、ルッコラ、ズッキーニ、フェンネル、ケール

◆健康野菜◆

 菊芋、ヤーコン、アピオス、ゴーヤ、長芋

◆伝統野菜◆

 松代青大きうり、松代一本ねぎ、小布施丸ナス、木曽紫カブ

◆ハーブ◆

 バジル、パセリ、イタリアンパセリ、パクチー、

 紫蘇、イエルバブエナ

◆豆類◆

 黒豆、小豆、大豆

◆その他◆

 自家製味噌、干し野菜、黒豆ヤーコン茶etc